雲のむこう、約束の場所の考察3つまとめ!小説版の結末は!?
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都市伝説
どうもです、いろはす(@irohasu_free)です。
かなり久々に、邦画アニメとやらを観てみたんですよ!理由としては、『君の名は』があまりにもヒットして、周りの友人達が軒並み絶賛しまくっていたからですw しかもかなりの漫画通の友人まで、「メチャ良すぎて2回も観ちゃったよw」と言っていたんですよね。
ヒットするにはそれなりの理由があるんだろうと思い、「まずは監督の他作品から観てみましょう!」という感じで、『雲のむこう、約束の場所』を観てみましたので、気になる考察や個人的な感想を描いて行きたいと思います!
今回は3つの理由を考察して行こうかなと。ネタバレ的な内容も含まれていますので、「まだ見てないんだけど!」という方は自己責任でお願いしますねw
雲のむこう、約束の場所の3つの考察まとめ!
オープニングのあたりで、大人になった浩紀(ヒロキ)が懐かしの場所へ戻ってくるシーンがありますが、隣にはエンディングで目覚めたはずの佐由理(サユリ)はおらず、1人でしたよね。。
結末は一見ハッピーエンディングのようにも見えたのですが、「そういえば1人だったけど、どういう事!?エンディング後に何があったの?」と気になってしまいます・・^^;
まぁエンディングは飛行機に乗ったまま終わってしまうので、そもそもオープニングを覚えてないとそういう疑問も起こりにくい気もしますが・・^^; そこも新海誠監督の意図なんでですかね・・?w
この映画は後に、小説家や漫画化もされているので、そちらの内容も交えて考察して行きたいと思います!
まずは1つ目から。
①その後に息絶えた
飛行機(ヴェラシーラ)にサユリを乗せてユニオンの塔に辿り着き目が覚めた・・までは良いですが、それは一時的でありその後、体調が悪くなり何らかしらの理由により帰らぬ人となったという説です。
目覚める直前に、「一瞬でも良いから今の気持ちを伝えたい」という台詞があったので、例え意識が戻ったとしても、そう長く生きられないという自覚があったのかもしれないと、推測されます。
確かに塔とのかかわりがかなり強いという設定だったので、党が完全破壊された後に、サユリだけがピンピンと元気というのも、ちょっと不自然という気も否めません。。
あまりにも都合が良いというか、設定の整合性が取れなくなってしまう気もします。
回想シーンは一体どの世界なの!?
映画の中で出てくる回想のようなシーンは、
- 精神世界
- 夢の中
- 平行世界
- 死後の世界
ワザと答えが出ないように描いているんでしょうか・・^^;
②再び眠りについた
サユリの意識と連動していたユニオンの塔が崩壊してしまったので、何らかの異常がサユリの身に起こるというのも不思議ではありません。
深い繋がりがある生き物であれば、母体の影響をモロに受けてもう1つも・・・というのはごくごく自然な現象。
「約束の場所を失った世界でそれでも、僕たちは生きていく」
改めてこの台詞の意味を考えてみると、『僕たち』というのはヒロキ1人だけじゃなく、まだこの世にいるサユリのことも指しているように感じます。そしてまた眠りについた彼女の面倒を、自分が看ていると。
ちょっと強引な気もしますが、SFチックなこの映画には似合う設定という気もしますね。
③浩紀と離れた
映画の流れ的には最終的には浩紀と付き合っていく感じでしたが、その後1人の女性として別々に生きているというのも考えられます。
目覚めたときには「好き」という気持ちを覚えていない、失っていると表現されていましたが、その後少し一緒に暮らしたとしても、どうしても好きという感情が戻らなかったとも考えられますね。
離れ離れになった時もずっと3人の心の支えとなっていた『ユニオンの塔』が崩壊した事も、別れるということを暗示しているようにも受け取れます。
大人になっているオープニングシーンでは、別々に暮らしているためお互い、「何処で何をしているのか?」を知らないため1人で懐かしの青森まで来ているワケ。コレは現実世界でもよくあるケースなので、何ら不思議じゃありません。
中学時代、濃い日々を過ごした青森に戻って、思い出の中にいるサユリを懐かしんでいたんでしょうね・・・(遠い目 かつて自分が愛した女性は、今もどこかで暮らしている・・それだけでイイって。。泣けるやん?
それにしても、そうだとしたらなかなか胸にグッとくるものがあるオープニング映像。。青春っぽいと言えばまぁそれまでですが・・^^;
コレは個人的な意見ですが、ずっと眠っていたことによって「誰かを好きになる」という感情自体をなくしてしまったというのもあるんじゃないかと。一生涯、誰も愛せずに誰とも結婚せずに過ごしたら、それもまた切なさがヤバいですね。。
小説版では結末はどうなっているの!?
後に発売された小説版では、ハッキリとエンディング後の展開が書かれています。
それは、サユリ自らヒロキの側から離れて、それぞれ別の人生を歩み始めるというモノ。
少し意外な気もしますが、離れる理由としては「一緒にいるとヒロキに頼りっきりになるから、1人で生きていく」と決めたから。眠っている3年間ずっと想い続けていただけあって、ちょっとした心情の変化があったのでしょうかね〜
大人になっているオープニングシーンでは、ただ単に当時のことを思い返しているというよりも、「楽しかったあの頃に戻りたい。何もかもが未完成だったあの頃に・・・」という想いを個人的には感じました。
この辺りは個人個人、感じ方がまったく違うと思うので、別の意見があればコメント欄から教えていただければ、嬉しいです^^
ファンの間での小説は、映画版でモヤモヤしていた部分が細かいトコまで描かれている、補足資料として最適という声まであるので、気になる人は是非読んでみてください〜!
サユリはヒロキの想いに気付いていた!?
中学時代には、分かりやすいほどにサユリに片思いしていたヒロキですが、サユリはそれに気付いていたという感じもありますね。
分かっていたうえで、3人との時間を大切にしていたと。仮にヒロキと付き合ってしまったら、拓也は一人になってしまうし、何より「3人の関係が崩れてしまう・・」と考えたのではないでしょうか!?
直接的な表現はなかったので、あくまで推測の域になるのですが・・^^;
雲のむこう、約束の場所の感想!
最後に事前情報全くなしで観た、僕のぶっちゃけの感想をかいて行きます!
観た直後にかいたモノなので、ちょっとネガティブな意見が多い気がしますが、そこは自分のブログということで勘弁してくださいw
- 絵と表情、セリフがマッチしてなくて描写不足感が否めなかった(特に最初の辺り)
- 設定がSFなのは好きだけど、現実味が強すぎて違和感がかなりあった
- THE 青春系という感じでしたが、「サユリがどっちに好意を持っているのか?」が分かりにくかった(ワザと?w)
- 序盤で時系列が飛び過ぎてちょっとややこしい。伏線の回収はやや早めだったけど。。
- 設定がキャッチコピーに反して、ちょっと複雑過ぎた感がある
- 中学生なのに優秀過ぎて違和感があったw
- 光の描写はキレイだけど、ちょっと多様し過ぎていてもったいない感はあった
- 結末はすぐに予想出来たので、あまり裏切られた感はない
- エンディング曲が、ついジブリと比べてしまって弱かった。。あのキャッチーさは無理なんでしょうか・・^^;
まとめ
というワケで、詳しく考察について書いてきました。新海誠監督の作品は初めて観ましたが、一度じゃ全て理解出来ないうえに、人によって解釈が色々出来るというのを感じました。
観ている最中は「もうちょっと分かりやすい方がイイんじゃない?w」と斜に構えて観ていましたが、こうやって振り返ってみるとそれも魅力の一つなのかなーと感想が変わってきちゃいましたw
1回目見て「あー面白かった」だけじゃなくもう1回見て、また違った解釈が出来るって貴重ですしね〜いやー深いですわw
現世に戻ってくる目覚めと同時に大事な気持ちを失うとは、なかなか切ない設定。。
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