「お金を多く稼いでるお金持ちがたくさん納税するのは当然だろ！」vs「貧乏人だけが恩恵を受けられているのは理不尽だ！フザけるな！」アメリカサンディスプリング市の成功事例も紹介！

どうもです、いろはすです。

先日、新しい財布が欲しいな〜と思って銀座をフラフラしてると
銀座Apple Storeがあったので突入！

何と、BOSEのノイズキャンセリングヘッドホンが試聴出来るじゃありませんか！



結構前から気になっていた商品なので、ヘッドホンを装着してスイッチオン！！

すると、確かに周りの雑音が消えましたが、何か耳が痛くなりましたねｗ
何か飛行機に乗ってる時と同じ感覚なので、ちょっと使い心地は良くないですね…長時間はキツそうｗｗ

でも実際に試用してる人から聞くと、評判は悪くないので、合う人には合う良い商品だと思います〜！　期待してただけに残念ww


という感じですが、
今回は個人的にかなり胸熱になった記事について書いていこうと思います〜！
それが、コチラ！！

『金持ち達の独立』

「エッ独立！？はて？どういう事でしょうか？ｗｗ」


それは、お金持ちの人達が他の国に移動するんじゃなくて、「自分の国の中で独立をして、制度そのモノを変えちゃえばイイじゃん！」という動きが起こってきているというワケなんです！


じゃあ、何でそもそも他の国に移動したがるかというと、『税金が高過ぎるから』という理由が１番ですね。

・所得税
・法人税
・相続税

など、ありとあらゆる税金が高いのです。
特に富裕層と言われる人達にとってはマジで高すぎるのでありますｗ　稼いでる金額にもよりますが、半分くらい国に収める必要があったりしますからね。。


だったら、税金面で優遇されている国へ移動しちゃえーという感じ。

例えばモナコやモルディブ、香港といった税金周りの法律が緩和されている、俗にいう「タックスヘイブン」に移住するのですね。



でも、そんな面倒な事しなくても、自分たちの国の中で独立して、そこの制度を変えたらイイじゃん！という動きが高まってきているという事。


というのも、国家をまたいでの移動って結構厳しくなってきてるんですよね。そもそも単純にお金を移動させるだけでは、現地の税制の恩恵を受けることは出来ませんｗ　一定期間以上、現地に住むことが条件だったりするんです。

もっと細かくいうと現地人を雇用して毎月何十万円以上、の給与を払い続けなければいけないという条件がある国もありますｗ


なので、日本国外から出るというハードルが高い事をやる必要があったんですよね。

独り身の人はまだフットワークが軽かったりするのでイイですが
家族がいる場合だと子供や奥さんも含めての移動になるので結構なおおがかりなイベントになってしまう。。学校、教育、病院などなど心配事はかな〜り多いです。

だから、「そんな面倒な事をしなくても国内で税制面で優遇を受けられたら素敵じゃん？」っていう動きが、お金持ちの人達の間で起こってきているんですね！


そして、もう１つ大事になってくるのが、
『所得の再分配機能がちゃんと機能していないから』という事実です。

ちょっとややこしいと感じるかもですが、簡単に言うと、裕福な人は貧しい人と比べてたくさん稼いでその分納めている税金が多いのにもかかわらず、それが自分たちのために使われていないから、「おかしいだろ！」って怒ってるって事なんです。

たくさん稼いでたくさん税金も払っているのに、結局貧しい人達のためにばかりに、その税金が使われてしまっているので怒るのも当然かと思いますｗ

コレは日本も例外ではないんです。ぶっちゃけ税金の無駄遣いなんて、腐るほどありますからね。。

・定期的に行わる公共事業への投資（道路の舗装工事とか）
・不正に生活保護を受けている人達への受給

最近だと経済産業省が「クールジャパン」といって、クリエティブ産業へ１５０億くらいの予算を組んで支援しようとしている政策まで出てくる始末。。

頭の固い役人が、どれが支援にするにふさわしいとか判断出来るはずがないでしょうｗ　
しかもこういう公の施策に群がる人達は、自分でマネタイズ化出来なかった３流以下の人達がほとんどだし。。迷走っぷりも甚だしい。。


話がそれましたので、戻しましょうｗ

こういう税金の無駄遣いが多いので、実際に「お金持ちの独立」という動きは、アメリカ内で活発に起っているんですね。
その先駆け的な存在なのが、2005年に独立したアメリカジョージア州のサンディスプリング市というトコで、実際にそれを実践して成功しているんです。

先月に、NHKのクローズアップ現代でも取り上げられたので、知っている人もいるかと！



２００５年にフルトン郡というトコから独立をして、自分たちで自治体を運営。ちなみに市民の平均年収は1000万以上の富裕層が中心。

・公の事業を90％以上、民間企業に委託した
・議員数を通常の何百分の一に減らして、コストカットを測った
・裁判官も常時雇用せず、必要な時だけ雇用した
・民間の緊急センターも整備され、９０秒で警察や消防が出動するようにした


結果的に、５，５００万ドル必要だった市の運営費用を半分に抑える事に成功して、州で１、２を争う豊かな自治体が誕生したんです！！そして、市民の９０％以上は公共サービスに満足と回答しているという。。

いやコレはマジでスゴい事ですｗｗ　まず通常じゃ、こんな自治体ありえないですよね〜！


そして噂を聞きつけた富裕層が自ら、サンディスプリング市に移住してくるという好循環まで起こっています。

そして今じゃ、サンディ・スプリングス市の設立と運営のノウハウを知りたいと、全米各地から視察が相次いでいるらしく、そのほとんどが、税金の使われ方に不満を持つ富裕層だとか！



それ程、『貧しい層に多く配分されていた税金を取り戻そう』って主張は多くの人に魅力を感じてもらえるくらい画期的だったって事ですよね〜
その証拠に、富裕層だけでなく中間層にも支持されたという事実があります。

そして、現在ではサンディ・スプリングス市をモデルとした新しい自治体が３０以上誕生しようとしてるみたいですね！　さすが自由の国アメリカｗｗ


でも、今言ったのはメリット面だけで、デメリットもあります。

それは取り残された貧しい層が孤立してしまうという事。

先ほどのサンディスプリング市の場合でも、富裕層が独立してしまった後のフルトン郡は年間で40億の税収がなくなった結果、窮地に追いやられたんですね。。


例えば、こんな感じ。

・公立病院の医師の数が足りないから、診療時間が短くなる
・ゴミ収集車が来ないから、あちこちで異臭がする
・図書館の閉館時間が２時間早くなった

以前は当たり前のように受けられていたサービスが、受けられなくなってしまっているんですね。最も貧しい地区では警官の数も減って治安が悪くなり、もっと進むと刑務所内の囚人も解放するかもしれないという恐ろしい事まで起こりかねないという、異常事態。。


で、ココで考えなければいけないのが、『どっちが正解か？』という事です。

僕らが属している国や市などの自治体には、国民から税金を集めて、それを国民が住みやすいように分配するという機能があります。そして、先ほども言った通り、お金持ちが沢山の税金を払って、貧しい人がその恩恵を受けているという現状がある。


当然僕らが住んでいる日本でも、それは当たり前のように行われています。
事実、年収４００万以下のサラリーマンは、ほとんど税金を払っていません。稼いでいる金額自体が少ないので仕方ないですが、一方で裕福な起業家や社長さん達は、稼いだ利益の４０％とかを納税しているという事実があります。特に日本は法人税とかがメチャクチャ高いので。。。

１人で稼ぎまくってる人は、何百人分の税金をたった１人で払っているという事も珍しくありません。僕もコレに近いです。


で、富裕層の人達の立場で見ると、こう考えます。

・「自分たちの能力や努力の結果多くのお金を稼げるようになったのに、
　　収めた税金に見合うだけのサービスがないからおかしい！」
・「自分たちが納税した税金で、貧しい人達だけが
　　サービスを受けられているのは理不尽だ！フザけるな！！」


そしてその一方で、貧しい人達はこう考えます。

・「俺達も好きで貧乏をやってるワケじゃないんだ！」
・「お金をたくさん持ってるお金持ちがたくさん払うのは当然だろ！」


両者の経済状況の違いが、そのまま意見に反映されている感じですが、あなたはどちらの意見でしょうか？

実際に、このように考える富裕層の移動は、既に始まっています。僕の友人も香港や東南アジア圏に移住する人が増えています。日本と行き来している感じですね。



でも苦労して移動した先に、必ずしも理想の環境が整っているという保証はありません。
受け入れ先でも、徐々に外部からの移民を厳しくする動きは年々高まってきていますし、日本から資産を持ち出すのも厳しくなってきそうな感じ。

「だったら、住んでるトコの制度を変えちゃえばイイじゃん！」という考えになっているワケです。とても自然な発想ですし、合理的と言えますよね〜！


日本はまだアメリカほどに貧富の差がありません。中間層の割合が多いし、後は納税の意識が低いという問題もありますよね。。

特にサラリーマンは、毎月の税金は勝手に給料から天引されるし、年末調整とかも全部会社がやってくれる。便利過ぎる納税システムのおかげで税金を払っているという意識が、ほとんどないんですよねｗ

また話がそれましたが、日本では貧富の差がそこまでないので、お金持ちの人が黙って納税し続けているだけという状態です。
元々日本にはお金持ちに対して悪いイメージを抱く人達が多いので、声高らかに「富裕層の独立」を宣言したりすると大バッシングを食らいそうですが、近い将来、二極化が進み中流層が少なくなってくるので、このような動きは間違いなく起こってくると思いますね〜！


ココまで読んでくれているあなたも、他人ごとじゃなくて、とても大事なお金のことなので、常日頃から自分の意見を持っておいて欲しいな〜と思います！


それでは〜

いろはす

PS：ちなみに僕はこの動きに大賛成ですね〜誰かやってくれる人はいないだろうか。。ｗ

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